診療科詳細(整形外科) - 千葉seaside動物医療センター|習志野市津田沼の動物病院(千葉シーサイド)
消化器科

整形外科

orthopedics

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整形外科

整形外科では動物達に痛みやストレスなく、本来あるべき姿である元気に思いきり走れるようにサポートします。落としてしまった、踏んでしまったなど急な事故には夜間救急対応もいたします。犬・猫の整形外科疾患には先天的な異常が非常に多く存在します、また高齢では単なる歩行異常に思われていても実は腫瘍、内分泌疾患、免疫疾患が隠れている場合があります。小さな変化に気づいてあげられるのは飼い主様のみです。あれ?ちょっとおかしいなと思ったらお気軽に来院してください。エビデンスに基づき丁寧で客観的な説明を心がけております。セカンドオピニオンも受けておりますのでご来院、お問合せください。手術実績豊富な獣医師による整形外科チームで365日対応いたします。来院時は可能であれば歩行異常の動画(正面・後方・横から)を撮ってきて頂けると診断の一助となる場合があります(特に猫)。

整形外科 科長
大野 耕平
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このような症状はお早めにご相談ください

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  • 前肢をあげる、着けない(挙上)

    小型犬:若齢の場合は肩関節不安定症、成長期の骨の伸長に伴うトラブル(成長版早期閉鎖)などが考えられます。また外傷に由来する場合は橈尺骨骨折や脱臼など外科的な治療を必要とする疾患が考えられます。中齢〜高齢の場合は腫瘍や慢性的な関節炎などの可能性もあります。  大型犬:成長期に多くみられる疾患に肘関節形成不全(詳しくは代表的な疾患)が挙げられます。

  • 後肢をあげる、着けない、脚に力が入っていない(負重回避)

    小型犬:若齢(成長期)の場合は大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病:LCPD)の可能性があります。進行性に悪化している場合は必ず受診してください。また代表的な疾患である前十字靭帯断裂は若齢のみならず高齢まで全ての年齢に起こる最も多い疾患です。膝蓋骨脱臼の場合は負重性破行(脚は着けるが歩き方がおかしい)であり完全挙上になることは多くはありません。中齢〜高齢の場合は腫瘍や股関節脱臼、慢性的な関節炎などの可能性もあります。  大型犬:前十字靭帯断裂が疑われます。膝蓋骨脱臼や股関節形成不全の場合は負重性破行であり完全挙上になることは多くはありません。

  • 頭を上下しながら歩いている

    犬がお散歩時に頭を上下に振りながら歩いているのは歩行異常(負重性破行)であり点頭運動(ヘッドボブ:Head Bob)といい、前肢をかばって歩いているときにみられる特徴的な現象です。ちなみに痛い方の肢を着くときに頭が上がります。ヘッドボブが出ている時は何らかの前肢の異常があるはずです。

  • スキップする、腰を振りながら歩いている、腰を落として這うように歩く

    これらはいずれも代表的な後肢の負重性破行です。犬が歩行中に腰を上下に動しながら歩いている(ヒップハイク:Hip Hike)場合は何らか後肢の異常を疑います。また、左右に腰を振りながら歩行(モンローウォーク:Monroe walk)やゆっくり歩かせていてもウサギ飛び(Bunny Hop)も特徴的歩行で大型犬に多い股関節形成不全でみられます。膝蓋骨脱臼では一時的な挙上とあわせスキップが確認されやすいですが進行した状態のgrade4や重度な股関節形成不全では虫が這うような歩行(Swaying)が認められます。

  • 脚の形が気になる(人でいうO脚=内半膝)

    骨格的な変形は成長期に起きやすく前肢では成長板早期閉鎖が多く、また後肢では小型犬における進行した膝蓋骨内方脱臼(主にgrad4)で認められます。ひとたび重度に変形した骨格は関節にかかる負担が大きく痛みや関節機能障害の原因となります。また放置した場合、慢性的な関節炎のレントゲン検査やCT検査により原因を特定するとともに、原因の解消と重度骨格変形を伴う場合は補正を行うこともあります(矯正骨切り術)。

  • お散歩を嫌がるようになった

    変形性関節症(Osteoarthritis:OA)やもともとの運動器疾患に由来する筋力低下(筋萎縮)など慢性かつ進行性の問題が疑われます。積極的に外科的な介入をする症例は少ないですが保存療法で生活の質(QOL)を維持することが重要です。適切なサプリメントや消炎鎮痛剤の使用で運動量を維持できることも少なくありません。また、最近では痛覚受容体をピンポイントで遮断する安全性が高く効果が長時間続く注射(1回の注射で1ヶ月間)もあり疼痛管理の選択肢の幅は広がっています。

  • 高いところに登らなくなった、遊ばなくなった(猫)

    変形性関節症(Osteoarthritis:OA)に伴う運動低下の可能性が考えられます。10歳以上の猫の約9割にOAが存在するという統計もあるほど猫には多い疾患であり疼痛により日常動作の制限が見られるようになります。疼痛管理や保存療法で生活の質(QOL)を維持することが重要です。最近では痛覚受容体をピンポイントで遮断する安全性が高く効果が長時間続く注射(1回の注射で1ヶ月間)もあり疼痛管理の選択肢の幅は広がっています。

検査内容

examination

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整形学的検査

動物の姿勢、負重状態、筋肉の萎縮や関節の腫脹などを起立位、座位で評価していきます。次いで歩様の評価をおこない跛行の重症度分類をしていきます。前肢の負重性破行である点頭運動(ヘッドボブ:Head Bob)、後肢の負重性破行である臀部の上下運動(ヒップハイク:Hip Hike)や左右に腰を振りながらの歩行(モンローウォーク:Monroe walk)を確認していきます。歩行検査ではゆっくり歩かせた(walk)場合には破行がでないのに小走り(速歩:trot)では検出できる異常もあります。以上の情報をもとに筋骨格系のスクリーニング検査、関節の機能異常や可動域(Range of Motion:ROM)の検査を行っていきます。再現性のある検査を行うために決められた方法、順序で当院の整形学的検査表に基づき実施していきます。

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レントゲン検査

整形外科的検査により特定された骨、関節の異常をより明確に診断していくために重要度の高い検査です。麻酔を必要とするCT検査や関節鏡検査と比較し無麻酔かつ短時間で行える検査では最も情報量の多い検査の一つです。最新のDRにより解像度の高いレントゲン画像が得られます。

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超音波検査

レントゲン検査とあわせて侵襲性の低い検査です。レントゲン検査では検出の難しい早期の大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病:LCPD)や前十字靭帯部分断裂などに有効です。また腫瘍や腱・筋疾患においてもレントゲン検査では判定のつきにくい症例において有効です。膝蓋骨脱臼における滑車溝の形態の評価にも有効であり重度膝蓋骨脱臼の術前評価にも用いています。

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関節液検査・血液検査(免疫検査)

動きが悪い、熱がある、食欲がない。

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CT検査
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関節鏡検査

代表的な疾患

disease

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前十字靭帯断裂:CrCLR
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膝蓋骨脱臼(膝蓋骨内方脱臼:MPL、膝蓋骨外方脱臼:LPL)
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レッグペルテス病:LCPD
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股関節形成不全(Hip Dysplasia)
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小型犬の橈尺骨骨折
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肘関節異形成(内側)
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肩関節脱臼、肩関節不安定症
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成長板早期閉鎖

治療・手術例

surgical example

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