〔腫瘍科〕軟部組織肉腫 – 千葉seaside動物医療センター|習志野市津田沼の動物病院(千葉シーサイド)
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動物の病気について

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  • [腫瘍]

    〔腫瘍科〕軟部組織肉腫

    軟部組織肉腫とは皮下に発生する非上皮系腫瘍のグループで,血管周皮腫,神経鞘腫,線維肉腫などを含みます.これらの腫瘍グループは以下の類似した特徴を有するため,軟部組織肉腫という総称で呼ばれます.

    【特徴】

    Ⅰ. 局所浸潤性が強く,辺縁部切除では不完全切除になりやすく再発することが多い

    Ⅱ. 低〜中程度の転移率を有し,主に転移は血行性に引き起こされることが多い

    Ⅲ. 組織グレード(摘出後に病理組織検査を実施し評価)は再発率・転移率・生存率と相関し,外科マージン(腫瘍細胞から切断面までの余白)は再発率と相関する

    Ⅳ. 肉眼的病変を有する場合,化学療法や放射線療法の効果は低い

     

    このような特徴から,術前にしっかりと腫瘍の広がりを把握し,しっかりと外科手術で取りきることが非常に大切です.

     

    【治療】

    外科手術が第一選択となります.軟部組織肉腫の局所浸潤性が高く再発率が高いという特徴からしっかりと外科マージンを確保(辺縁部切除ではなく,広範囲切除や根治的手術)して切除します.

    腫瘍の発生してる場所や,組織グレードが高い(悪性度が強い)などの理由で外科手術による根治が狙えない場合には,放射線治療や化学療法の補助的治療を追加します.

    肉眼的病変を有する軟部組織肉腫に対して,既存の化学療法の効果は期待できないため当院ではメトロノーム化学療法を行います.

    既存の化学療法

    ○がん細胞自体を標的とし,がんを縮小させることが目的

    ○通常が動物が耐えうる最大量を投与するために副作用が発現

    メトロノーム化学療法

    ○腫瘍の栄養血管を標的とし,がんを兵糧攻めにすることが目的

    ○最大量を投与する必要がないので,副作用は軽度

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