〔腫瘍科〕犬の胸壁腫瘍 – 千葉seaside動物医療センター|習志野市津田沼の動物病院(千葉シーサイド)
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動物の病気について

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  • [腫瘍]

    〔腫瘍科〕犬の胸壁腫瘍

    犬の胸壁に発生する腫瘍としては,肋骨や胸骨に発生する原発腫瘍と,他臓器からの転移性腫瘍が挙げられます.原発性腫瘍が主で,なかでも骨肉腫(OSA)が最も発生率が高く(28〜63%),次に軟骨肉腫(CSA)が二番目に多い(28〜35%)原発腫瘍です.他の原発腫瘍として,線維肉腫や血管肉腫があげられますが比較的稀な胸壁腫瘍です.

     

    【症状】

    初期症状は,「しこりが触知される」のみが多いです.しかし進行すると,跛行や呼吸促迫などが認められる場合もあります.跛行は腫瘍が腕神経叢への浸潤,呼吸促迫は腫瘍の肺浸潤や胸水貯留などが原因となっていることがあり,非常に進行した状態ともいえます.

     

    【治療】

    治療は外科手術となります.不完全切除は術後再発率の増加と生存期間に関わってくるため,出来るだけ広範囲に切除することを心がけています.一般的に肋骨腫瘍の外科切除は,腫瘍発生部位から前後1本の肋骨と腹側及び背側に3cmのマージン,そして連続する全ての軟部組織の切除が望ましいとされています.また肺や心膜,横隔膜などの胸腔内臓器まで浸潤していた場合には,en blocで摘出します.

    胸壁腫瘍1

    切除した肋骨の病理組織検査が骨肉腫であった場合は,術後抗がん剤治療を行います.過去の報告でも,手術単独と比べ術後抗がん剤を用いた場合,無病期間(DFI)および生存期間(MST)を優位に増加させたとの報告があります.〈DFI; 60日→225日,MST; 90日→240日〉

     

    【予後】

    胸壁腫瘍3

    胸壁腫瘍2

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