〔腫瘍科〕犬のリンパ腫の治療 – 千葉seaside動物医療センター|習志野市津田沼の動物病院(千葉シーサイド)
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  • [腫瘍]

    〔腫瘍科〕犬のリンパ腫の治療

    低分化型(高悪性度)リンパ腫は,現在の抗がん剤治療では“根治”させることは極めて難しく“寛解“を維持させることになります.

    抗がん剤①

    抗がん剤治療を行っていく中で, “QOL(生活の質)の改善” を考えることが非常に重要になります.抗がん剤を使うことで,腫瘍細胞をおさえ込めたとしても,副作用で苦しむ期間が長ければ良い治療とはいえません.

    低分化型(高悪性度)リンパ腫に対する抗がん剤治療は,1種類の抗がん剤だけではなく,数種類の抗がん剤を組み合わせて使用する多剤併用療法を行います.この多剤併用療法を用いることで,「効果」を強くしたり,「副作用」を弱くすることが可能となり,患者のQOLの改善につながります.

     

     

    【導入療法】

    リンパ腫と診断し,未治療の患者を“寛解”状態に導入するために行うもので,最もよく使用するのがCHOPを基本骨格にした多剤併用療法です.CHOPとは,使用する抗がん剤のアルファベットの頭文字を表記したしたものです.

    抗がん剤

    CHOPを基本骨格にした多剤併用療法のなかでも,ウィスコンシン大学で考案された25週のプロトコル(UW25)は奏効率,奏効期間,生存期間を統合して現時点では最も好成績なプロトコルです.治療期間は約6カ月,奏効率は約94%,奏効期間期間中央値は約10カ月,生存期間中央値は約14カ月です.

    UW25プロトコール

     

    【レスキュー療法】

    レスキュー療法開始のタイミングは,初期に効果があった抗がん剤を投与しても腫瘍が進行または再燃した場合です.高悪性度(低分化型)リンパ腫のレスキュー療法としては,B-cellとT-cellタイプに分けて考える必要があります.

    奏効率40〜90%前後,奏効期間中央値1.5〜2.5カ月と,再発時には腫瘍細胞が薬剤耐性を獲得しているなどの理由から,導入時のような治療効果(奏効率94%,奏効期間中央値約10カ月)が望めません.

    リンパ腫 レスキュー

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