千葉シーサイド動物病院

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〔腫瘍科〕猫のリンパ腫

  • 2015年10月22日

リンパ腫は血液細胞の悪性腫瘍で,猫の腫瘍の中で最も発生率が多いです.また多くの悪性腫瘍は高齢に多くみられますが,リンパ腫は若齢から高齢まで幅広い年齢で発生します.

一言でリンパ腫といっても,①解剖学的(発生した場所)②腫瘍化したリンパ球の分化度合い(低分化型 vs 高分化型)③リンパ球の種類(B-cell ,T-cell , NK-cell)によって分類され,そのタイプによって臨床的挙動は変わります.

 

 

【症状】

リンパ腫は全身疾患であり,様々な部位に発生するため症状も多様です.

 タイプ 発生部位 症状
消化器型リンパ腫  胃,腸,腸間膜リンパ節など 嘔吐,下痢,食欲低下,体重減少
縦隔型リンパ腫  胸腺,縦隔部,胸骨部リンパ節 呼吸があらい,開口呼吸
 多中心型リンパ腫  体表リンパ節±腹部臓器  頭頸部のリンパ節の腫大
 鼻腔内リンパ腫  鼻腔内  鼻汁,呼吸困難,鼻出血,いびき,顔面変形
 腎臓型リンパ腫  腎臓  腎不全症状(多飲・多尿,脱水など)
 脊髄のリンパ腫  脊髄  後肢麻痺

 

【治療と予後】

治療は多剤併用化学療法です.多剤療法化学療法とは,作用機序の異なる抗がん剤を組み合わせる治療方法であり,①相乗作用が得られること,②腫瘍細胞の薬剤耐性を軽減する,③副作用が軽減できる,などが期待できます.

多剤併用化学療法を行っても,犬に比べ反応性が悪いことが多く生存期間の中央値は平均7〜8カ月とされています.(無治療の場合は1カ月くらい)

なかでも,①ステージやサブステージ(腫瘍の広がり),②解剖学的な発生部位,③治療に対する反応,④FeLV感染の有無によって予後が大きく左右されます.

千葉シーサイド動物病院
Tel.047-407-0027

診療時間

午前 9:00~12:00
手術 12:00~15:00
午後 15:00~19:30
夜間救急対応 20:00~23:00

対象動物
犬、猫

アクセス

〒275-0016
習志野市津田沼3-10-13
グレースK津田沼1-A