千葉シーサイド動物病院

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〔腫瘍科〕血管肉腫

  • 2015年8月19日

血管肉腫(HSA)は血管内皮細胞に由来する悪性度の高い腫瘍です.中齢〜高齢犬に発生し,ゴールデンレトリバー,ラブラドールレトリバー,ジャーマンシェパードが好発犬種として知られています.HSAが発生する原発部位として,脾臓心臓(右心房)皮膚や皮下組織があります.

 

脾臓原発の血管肉腫

以前は2/3ルールといって,犬の2/3の脾臓腫瘤は悪性で,その悪性腫瘍のうち2/3が血管肉腫といわれていました.現在では,脾臓腫瘤全体で血管肉腫が占める割合は半分以下(脾臓腫瘤の50%が悪性腫瘍で,その半分が血管肉腫)といわれています.

脾臓原発のHSAは転移性および浸潤性ともに高く,病期早期に起こります.転移は血行性あるいは腫瘍破裂から播種性に起こり,肝臓,体網,肺でよく認められます.

 

【治療】

一般的に血管肉腫は転移率が高く,外科手術のみでは不十分であるため術後に補助的化学療法を行います.外科手術のみで治療した場合の予後は非常に悪く,生存期間中央値は19〜86日です.外科手術とドキソルビシンによる化学療法を追加すると141〜179日まで延びますが,それでも1年生存率は10%以下です.

 

 

 

 

千葉シーサイド動物病院
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対象動物
犬、猫

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